Text by パタリロ
PART8
予定では今日、裕香が臨海学校から帰ってくる日である、しかし水泳連盟の定期検査の為、
学校に着くと直ぐ、母が、裕香を連れて検査へと向かう事になっていて、
今日は母とホテルに泊まる事になっている、とても寂しいが仕方が無い。
あと1日の我慢である。
午後4時、俺が、ぼーっと、リビングでテレビを見ていると、玄関のチャイムが鳴った。
誰だろう、玄関へ行きドアを開けると、
「龍一くん、こんにちは、元気」
聞き覚えのある、女の子3人の声、裕香の同級生の、桂子ちゃんと、美咲ちゃんと、あずさちゃんであった、
裕香の幼稚園時代からの仲良し4人組みで、裕香がアメリカへ行く前は、それそれが、
学校のバスケットクラブのレギュラーでもある。
俺は、この3人を小さい頃から知っていて、裕香同様とても可愛がったし、みんなも俺によくなついていた。
「龍一くん、久しぶり、元気だった、裕香がアメリカ行ってから、全然、会えなかったね」
しかし、なぜ高校生の俺が小学生の女の子たちに「龍一くん」と呼ばれるのか、それには訳がある。
彼女たちが、裕香同様、幼稚園の頃は、やはりとても小さく俺の胸までもなかった
その頃はおれの事を 「裕香のお兄ちゃん」 とか 「りゅう兄」 とか言っていた
しかし時がたち小学校に入学、彼女たちの身長は、裕香程ではないが、見る見る大きくなり、
数年がたち、今では3人いや、裕香を含め4人が全員、俺の身長を超えてしまった。
昔は、俺が4人を見下ろし公園などで遊んで上げたが、今、俺の前にいる3人は、
俺の事を完全に見下ろしながら微笑んでいる。
桂子ちゃん、 身長172cm、裕香が抜けてバスケットボールクラブのエースである
とてもボリュームのある身体つきで、裕香同様、俺より全然大人びてみえる、
裕香が言っていたが、桂子ちゃんは俺より一つ歳上の大学生と付き合っていて、
処女ではないとの事
実は3ヶ月前俺は桂子ちゃんが彼氏とデートしているのを目撃している
学校の帰りに、とある駅で彼氏の肩に手を廻して歩いている所を、たまたま見てしまった
彼氏と桂子ちゃんの身長はほとんど同じであったが細身の彼氏のせいか
ボリュームのある桂子ちゃんの方が彼氏を抱いて歩いているようにも見えた
桂子ちゃんのボリュームのある身体はどう見ても小学生には見えない
廻りを歩いている大人でも桂子ちゃんより小さい人が多いのである
桂子ちゃんのボリュームのある後ろ姿を見つめている、大人達の視線もいくつか感じられた
廻りの人は絶対に桂子ちゃんが小学生だなんて信じられないだろう。
美咲ちゃん、 身長167cm、とても頭がよく、明るい女の子で、美咲ちゃんのお父さんは、
俺の父の幼なじみである。
とても大人びた表情を見せる美咲ちゃん、アメリカへ行く前の裕香の話によれば
美咲ちゃんより5cm身長の低い中学3年生と付き合っていたが別れたそうだ
あずさちゃん、身長165cm、3人の中では一番おとなしく、性格もやさしい、可愛い女の子
あずさちゃんは幼稚園の頃から四人の中で一番小さく可愛かった
可愛いと言っても、今では俺より19cmも背が高い、
あんなに小さくて可愛かった、あずさちゃんにまで見下ろされてしまっている俺
あずさちゃんの顔を見上げていると、俺は本当に情けなくなってくる。
そんなこんなで、何時の間にか俺より背が高くなってしまった3人は俺のことを「龍一くん」と
呼ぶ様になってしまった。
「龍一くん、裕香にね、水着とか洗濯物、家に届けてって、頼まれたの、はい、これ」
「ありがとう」 俺
「ねえ、龍一くん、喉乾いちゃった、ジュース、飲みたーい」 桂子ちゃん
「私も」 「私も」 二人が続く
「はいはい、じゃあ、あがりなよ」 俺
3人は何時も、両親の留守がちな、我が家を遊び場にしていたので、遠慮がない。
リビングのソファーに腰を降ろし、美味しそうにジュースを飲む3人。
突然、桂子ちゃんが
「ねえ、龍一くん、彼女いるの」
「・・・・・」
「どうなの、教えて、龍一くん」 桂子ちゃん
「え、い、いないよ」 俺
「そう、いないんだー、龍一くん、ねえ、私のこと、どう思う」 桂子ちゃん
「桂子、なに、なに、言ってんの、あんた、あんた今、彼氏いるじゃない」 美咲ちゃん
「いいの、あんな男より、私、私、龍一くんの事、昔から、好きなんだもん」
「え」 俺はびっくりした
「龍一くんは、龍一くんは、私の事どう思う、こんな、大きな女の子じゃあ、だめ
私、龍一くんより25cm以上背も高いし、恥ずかしいけど体重も倍くらいあるけど
龍一くんの事、とっても大好きで、いつか告白しようと、思ってたんだー、
龍一くんって、背は小ちゃくて、がりがりだけど顔は可愛いし、昔からやさしかったし
私、本当に、龍一くんの事大好きだから、今付き合っている彼なんて比べ物にならないくらい好きだから、
一人じゃあ、恥ずかしくて言えなかったけど、今日はみんなも居るから、思い切って聞いちゃうけど、どう」
「桂子ちゃん、冗談きついね」 俺
「冗談じゃないもん、本気だもん、ねえ、龍一くん、こんな大きな女の子、嫌い」
俺は当惑する。
「桂子、なに急に、龍一くん、困ってるじゃない、それに、お兄ちゃん大好き
人間の裕香が聞いたら、怒るわよー、裕香のブラコン相当なんだからー」 あずさちゃん
「そうだよ、それに、桂子、自分でも言ってたけど、龍一くんと桂子じゃあ、体格が違いすぎるよ
桂子、小学生で172cmもあるんだよ、龍一くん、高校生だけど、こんな小さな身体なんだよー
二人で立ったら龍一君、桂子の顎の下よりも小さいんだからー。
桂子はまだまだ、これから身長も体重も大きくなるのに、カップルとして似合わないよー」 美咲ちゃん
「なに言ってんの、あずさ、裕香だってアメリカ行く前には彼氏いたでしょ、龍一くんに
彼女が出来たって、いいじゃない、別に妹の裕香がそんな事、口出しすることないよ
それに、美咲ー、好きだったら、身長や体重なんか関係ないもん」
あんただって昔、自分より背の低い中学生と付き合ってたじゃない」 桂子ちゃん
「え、まあ、それは、そうだけど」 美咲ちゃん
「龍一くん、今すぐにって言うんじゃないから、お願い、じっくり考えて、返事、聞かせて、ね、お願い」
本当に小学生なのだろうか、俺の顔を見ながら桂子ちゃんは、あっけらかんとした表情で微笑んでいる。
すると、美咲ちゃんが
「あ、そうそう、龍一くん、裕香ね、大変だったんだから、海で泳いでいてね、1時間くらい行方不明になっちゃたの
裕香、ほら泳ぎ凄いでしょ、300mくらい先に浮かんだ小さな島まで泳いで行っちゃって、それで島の後ろ
まで行って、見えなくなっちゃったの、それで石川先生っていう、私の担任の先生がねボートで
探しにいったの、そうしたら先生まで帰って来なくなっちゃって、40分位して、やっとボートで二人が帰って
きたの、先生の話じゃあ、裕香、島の後ろの海岸で気を失ってたんだって、びっくりしちゃった」
「裕香の計画的犯行ね」 「あ、いっけなーい」
桂子ちゃんが、しまった、という表情を浮かべた。
「なによ、それ」 あずさちゃんが言う
桂子ちゃんが
「あずさ、あんた鈍いわねー、こうなったらしょうがないから龍一くんの前で言うけど
いい、裕香は水泳の日本強化選手なのよ、300m泳いだ位で気を失う訳ないでしょー
それに、裕香、夜、熱だしたでしょー、石川先生が施設の車借りて病院連れてったけど
3時間も帰って来なかったじゃない、熱出した位、注射 1本で終わりよ、なんで3時間も
掛かるの、それに、どうも石川先生そわそわしちゃって、裕香の事ばかり見てぼーっと
してるんだもん、あの二人きっとなにかあるのよ、裕香も私に、あの先生可愛いねー
とか言ってたもん」
美咲ちゃんが
「桂子、なに言ってるの、龍一くんの前で、それに、それ、桂子が勝手に考えてるだけでしょ
裕香、ずーっと点滴打ってもらってたって言ってたし、そんな事桂子の思い違いよ
そんな事、軽々しく言うもんじゃないよ、裕香に悪いわよ」
桂子ちゃんが
「うーん、そうかなー、ふーん、思い違いかなー、ねえ、今言ったこと、裕香には内緒にしといてお願い、
ね、龍一くんも」
それで、そこまでの色々な話は途切れた。
それからは他の話題で盛り上がり、1時間程して、3人は帰る事になった。
廊下で3人に囲まれた俺に向かって
「龍一くん、ほんと小さいね、昔は大きくて、力もちで、いつも、みんなを、おんぶしたり、抱っこしたり
してくれたのにね、今はとっても可愛いね、私達も小学生にしては大きい方だから
しょうがないけど、龍一くんを囲むと、ほら、龍一くん全然、外から見えなくなっちゃう
なんか龍一くん、私たちのクラスの男の子みたいだね、可愛いー」
「昔はさー、よく龍一君に抱っこされてブランコ乗ってたけど、今はさー、龍一君の事抱っこして
ブランコ乗ってみたいなー、龍一君小さくて軽いから、余裕で抱っこ出来るしね」
俺は3人の女の子に囲まれ見下ろされている、俺は戸惑いながらも3人を見上げる。
裕香程ではないが、目の前にある桂子ちゃんの胸は小学生とは思えない程のボリュームで揺れている。
帰り際に桂子ちゃんが
「龍一くん、さっきの話、考えといてね、お願い」
と言って、帰っていった。
その日から2週間がすぎた、俺は臨海学校での「裕香と先生の出来事」が気になってしょうがなかったが
裕香はその話をまったくしなかった。
しかし、相変わらず裕香は、毎日俺とシャワーに入り身体を洗ってくれ、
そして俺を抱きながら寝てくれている。
今日迄の2週間、俺達は泊りで海水浴に行ったり、遊園地に行ったり、プールに行ったりと、デートを重ねた
最初のうちは、夜遅くに公園に出かけ、外でのデートを楽しんでいたが、裕香が俺と昼間も出かけたいと
言いだし、昼間もデートするようになった、しかし、家を出るときは別々で、目的地の駅で待ち合わせる様に
していた、兄妹だから別にそこまで注意することは無いのだが、俺の方が人目が気になってしまっていた様だ
海水浴に行った時は、色々と本当に参った、駅からホテルまでのタクシーの中で、運転手に
「ぼく、奇麗なお姉さんがいて、いいねー」
などと言われた、俺は少し、むっとしたが、後ろの席に並んで座っている裕香の外出用の服は、
アメリカで買った大人物の服しかない、出かける時に裕香はその中でもとても大人っぽい服を選んだ、
そしてなんと軽く化粧までしてしまったのである、裕香の横にちょこんと座っている俺の頭は裕香の肩までも
無いのである、誰が見ても姉と弟に見えるのだろう、調子にのって裕香が
「この子も、可愛い弟なんですよ、ねー、龍一」
などと言い、俺を見下ろし、舌をちょこんと出しておどけてみせた。
砂浜での裕香への視線には本当に参った、特注の水着を着た裕香、192cm、107cm以上の胸、
形の良いお尻、スラーっと伸びた足、廻りにいる男達の視線を裕香の身体が釘ずけにしてしまった。
裕香が大きな胸を 「ゆさゆさ」 と揺らしながら砂浜を歩くと、俺の後ろの方から
「すげー」 とか 「おー」 とか言う声が聞こえてくる、裕香がシートに寝転んでいると、
何人もの男達が用も無いのに前を通り視線を浴びせる。
裕香が小学生だと知ったら、きっとビックリする事だろう。
しかし、裕香はそんな事は気にも留めていない様である。
お互いの身体にサンオイルを塗りあっている時の、辺りの視線は凄い物であった。
久しぶりに見る裕香の泳ぎは、前よりも数段迫力があった、まったく運動神経の無い俺は、
裕香にゴムボートに乗せられ、泳いで引っ張ってもらい沖へと出た、
砂浜から300mくらい離れた所でボートに乗ってきた裕香、ボートは大きく傾く、
流石にここまで泳いで来る人影は無く、裕香はボートの上で俺を膝に抱き激しいキスを繰り返した。
ホテルでの夜も裕香は、片時も俺の側を離れず、何時も一緒でいた。
風呂から上がり、裕香に抱えられながらベットサイドまでくると
裕香は俺をベットサイドに立たせた、俺は高々と裕香を見上げる、裕香の大きな胸が俺の顔の上で
ゆさゆさと揺れている、裕香は俺を見下ろし両手で自分の渇ききらない髪をとかしながら
「龍一、ねえ、キスしよう、龍一の可愛い口と同じ高さにある裕香の、おへそとキスしようよ、ね」
裕香は俺の顔におへそ近ずける、そして片手を下ろし、俺の後頭部に手を添え自分の身体に近ずける
俺の目の前には裕香のおへそがある
「龍一、キスして」
俺は裕香を見上げる、そして、裕香のおへそに唇を合わせる
俺は裕香の腰に両手を廻し、しがみつく、俺の胸には裕香のアンダーヘアーの感触がある。
「龍一と私が普通に立ってキスすると、龍一の口は丁度、私のおへその高さなんだよねー
ほんと龍一って可愛いよねー」
おへそを吸い続ける俺の顔を見下ろし、両手で髪の毛をとかしながら裕香は俺を見下ろす。
「さあ、可愛いいお兄ちゃん、ほんとのキスしよう、ね」
裕香は俺の肩に手を置き、大きく腰を曲げる、自然に俺は上を向く、裕香の顔が降りてきて
俺の唇に裕香が激しくキスをする。
「さあ、龍一、横になろうね」
裕香は俺を軽々抱えあげベットに寝かす
その夜、裕香は俺の上に身体を預け、暫くの間、興奮しながら、俺の唇を吸い続けた。
「お兄ちゃん、今日はお兄ちゃんの小さな胸の中で寝たいの、お願い腕枕して」
突然、裕香が言った。
俺が腕枕をすると
「龍一の胸、小さくて可愛いね」
俺の胸に裕香の頬の感触が伝わる。
裕香の足首から下はベットからはみ出てしまっている。
本当に楽しい旅行であった。
その後、プールで裕香に泳ぎを教えてもらったり、遊園地ではお化け屋敷でお化けの方が裕香の大きな身体に
びっくりしたりとか、俺達二人は、本当に楽しい時間を過ごした。
裕香の水泳の練習が始まり、裕香の帰りが、週に4日は9時を過ぎる様になった。
練習がとてもハードな様で、裕香は、くたくたになって帰ってくる、二人でシャワーを浴び
俺を抱え階段を上りながら裕香は、
「龍一、今日もマッサージしてね、お願い」
などと言う。
裸のまま裕香は、うつ伏せにベットに横たわる、
「さあ、龍一お願い」
俺は裕香のお尻の上に座りマッサージを始める、裕香の腰、肩、首、等を力一杯揉む
しかし裕香にはそれが丁度いい加減の力らしく、とても気持がいいと、喜んでいる。
上半身が終わり、俺は裕香のお尻から降り、裕香のお尻や太股をマッサージする
裕香は目を閉じとても気持ち良さそうである。
暫くすると裕香が
「龍一、有り難うもういいよ、ねえ、、裕香の横においでよ、可愛いお兄ちゃん」
俺は裕香の腕枕に頭を置いた。
「あと1ヶ月だね、お兄ちゃんの事、本当の意味で抱いて上げるの、早くお兄ちゃんを
抱きたいなー」
裕香は俺にキスをし、腕枕をしている腕で俺の頭を抱き寄せた。
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