girl beats a boy

『心に残る女の子』
Text by チョビ2号
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 皆さんこんにちは。オイラ、「チョビ2号」というオス犬です。ワン!
  ご主人様は、未だいません。
  
   オイラが犬になったのは、「中学校」という所に行ってた頃のこと、
  「水泳部」という群れにいました。
   そこに可愛い女の子が仲間入りしてきました。
  「後輩」と言うんだそうです。
   オイラは彼女のことが、好きで好きで、たまらなくなりました。
  ところが、彼女、オイラよりも、背は高いし、水泳は上手だし、
  で、全然、相手にしてもらえません。
  何とかして、彼女に近づきたかったオイラは、考えました。

  「そうだ!オイラ、犬になろう!
    犬なら彼女より、チビでも許してもらえる!
     犬なら、犬カキクロールでも認めてもらえる!
      犬になって彼女に可愛がってもらおう!!」
  
   こうして犬になったオイラは、しっぽをフリフリ、彼女のもとへ。
   けれど彼女は、「シッシッ!」と言ってオイラのことを、
   群れから、追い払ったのです。
   以来、今日までオイラは悲しいノラ犬です。
   
   それでも、いつかは、彼女のように、背が高くて、スポーツ万能、
   男の子を負かしちゃう様な、強くて、カッコイイ女の子に
   に可愛がってもらいたいなと、思ってます。

   「小学校5,6年生」だと、女の子の方が、背が高くてカッコイイと
   聞きました。だから「6年生の女の子」がすきです。

   「サッカー」や「野球」以外のスポーツをやってる、男の子は、
   弱っちくて女の子にも負けちゃう事が多い、とも聞きました。

   だから、オイラは、時々「人間の格好」に化けて、そうした
   スポーツの大会を見に行くようになりました。
   
    そういう所へいけば、男の子よりずっと背が高くてカッコイイ
   女の子に会えるかもしれない。
   女の子が男の子を負かす所を見れば、
    何か、カッコイイ女の子に可愛がってもらえるヒントが、
     見つかるかもしれない、と思って。

   こうして、オイラの「男女対戦ウォッチング」が始まりました。

   もう、今までに何度も「ウォッチング」に出かけました。
   皆さんに、その時の様子を聞いてもらいたくて
   一度、掲示板に書き込みしたものですが、
   それに、若干の加筆をして、今度は投稿という
   形で、お読みいただきたいと思います。

   特に印象に残る、五つのエピソードについて書かせてもらいます。

   ただ、文章に読みづらい所、おかしな所、等
    あるかと思いますが、なにぶん「犬」が書いてる、
     文章です。その点は平にご容赦ください。



Best5  「ライ○ンカップ'95のメキシコ少女2人」
  ご存知小学生バレー全国大会、この年は記念大会とかで海外から
  招待チームが来てました。そのなかでもメキシコチームは最高でした。
  流石に日本人よりずっと早熟で、例え同じ身長でも胸や腰の
  発達ぶりは段違いです。
  その上、ラテン系のノリで気軽にオイラとビデオに収まってくれました。
     (オイラの不埒な気持ちも知らずに・・・)
  その中でも最長身は身長168cm、二番目の子も165cmと
 プログラムにかいてありました。
 でも実際のところもっと身長ありそうでした。何しろ成長期ですから、
 1ケ月で1〜2cmは伸びてしまうんでは無いでしょうか?

 何とか身振り手振りで、コミニュケーションを取って、念願かなって
 彼女達2人とオイラとの3ショット撮影成功です。
 彼女達に挟まれた、たった162cmオイラのミジメなこと。
 ほとんど、彼女達の腋の下にスッポリと収まってしまいそうです。
 その上、彼女達のウエストの高さといったら、オイラが手を
 水平に伸ばした高さと変わらないのです。

 オイラが盛んに彼女達の背の高さに驚いたことを伝えると。
 彼女達はそれに応えて、自慢げに、オイラと背比べをする真似まで
 してくれました。
 「アハハ、オジサン、アナタ、トテモ、チビネ!」
 (…彼女達がそう言ったとか?)
 オイラはもうクラクラでした。

 彼女達の柔らかそうな胸に倒れこみたくなるのを必死に
 こらえたオイラでした。



Best4  「柔道少女」
  4〜5年前の柔道スポ少県大会にて、
  水泳の岩崎恭子ちゃんそっくりの女の子。
  身長158cm体重48kg(推定)。
  彼女と同じ位の体格の男子選手と対戦です。

  鮮やかな足払いで相手の体勢を崩すと、そのまま彼を押え込み。
  袈裟固めです!!
  彼の顔は彼女の胸に押し付けられて、見る見るうちに真っ赤
  に染まります。
  そして彼女は何度も顔を近づけて、彼の苦しそうな表情を覗き
  込みます。
  まるで何かを、彼の耳元でささやいているようにも見えました。

 「どう?苦しい?ゴメンネ!イイ子だから、もうちょっとガマンしなさいネ!」

   ・・・オイラにはそう聞こえました。

  さらに彼女はガッチリと体勢を固めていきます。
  ますます厳しく絞め固める彼女の前に、もはや彼にはどうする事も
  できません。
  ああ可哀相!!
  ついに彼は失神寸前で30秒!押え込み一本負け!!

  大人しそうな顔をして、苦しそうな男子の表情を冷静に
   観察しながら、ジリジリと絞め上げていく姿が
    とても印象的でした。



Best3  「レスリング少女その1」
  この間('99 3月)見に行った地元の少年レスリング大会。

  『小学5,6年男子の部』42kgと48kg級は大阪からやって来た、
   『女の子達』(!!)が優勝をさらっていきました。

 42kg級の子は圧倒的強さで勝ち進み、
  決勝戦でも余裕のフォール勝ち!

  決勝戦、必死にブリッジでこらえる男子選手。
  でも、アソコがピンピン(!)だったのをオイラは見逃しませんでした。
    クリクリっとした目の(チョッピリたれ目!)とっても可愛い女の子なのに
  素晴らしいスピードで激しく、容赦なく、男の子達をやっつけてくれました。
  対戦した男子選手達の悲鳴が聞こえてきそうでした。

  「ひぃ〜!やめてよ−!そんなに激しく責めちゃいや〜ん!」
  「アァ〜ン!ボク、もうダメだよ〜」
  「みんなが見てる前で、女子に負けちゃうなんて・・・
     エェ〜ン!!恥ずかしいヨ〜!!!」

  この選手の今後に注目したいです。
  きっと日本を代表する選手になるでしょう。!(確信!)
  多分この時5年生??来年の大会でもう一度会いたいです。
  真っ赤なレオタードが良く似合う、本当に(!)可愛い子でした。
 

 48kg級の準決勝は男対男、女対女の組合わせ。
  最初、男子同士の試合を見た時、結構ハイレベルな試合だったので
  女子の優勝は無いかな?と思ったのです。

  ところがどうして、いざ決勝となると女子選手の方がスピード、技、力
  いずれにおいても、一枚も二枚も上でした。

  彼女は男子選手を一方的に攻めまくり、彼には攻めるスキを与えません。
  バックを取られた男子選手はうつ伏せにマットにへばり付いて、
  彼女の攻勢に耐えるしか手だては無いのです。
  男のプライドを奪われて、呆然としている彼の表情が傑作でした。
  
  「そ、そんなバカな!俺だってチームで一番強いのに!
    さっきだってあんなに良い試合して勝ったのに・・・
     相手は女子なのに、手も足も出ないなんて・・・
      Ah〜もう時間が無い!なんとかしなくちゃ・・・
       Ah〜このままじゃ・・俺、女子に負けちゃうヨ〜!!!」

  そんな彼をマットから強引に引き剥がすようにして、
  残酷に次々とポイントを奪っていきました。

    ところで準決勝の女子対女子の試合、
  まさしく『キャットファイト!』って感じの激しさでした。
  両選手とも一歩も引かない、闘志むき出しのケンカファイト!
  それ故、レスリングが上手そうにはに見えませんでした。
    ところが決勝では・・・
  もしトーナメントの組み合わせが異なっていれば、
  男子選手は確実に決勝に進め無かったでしょう。



Best2  「レスリング少女その2」
  4〜5年前の同じ大会。
  やはり『小学5、6年男子の部50kg以上級』
  地元の名門チーム所属の常盤貴子似の超美形!!
  わざわざ男子の部に出場してくるだけあって、
   自信たっぷり!って感じです
  
  実質上、無差別級となったこのクラス。
   けれど彼女は体格でも男子選手に負けてません。
  身長165cm(推定!)
   しなやかにひきしまった、抜群のプロポーション。
    大人でも彼女ほどのナイスボディは滅多にいません。
        
   当時はまだ小学生クラスの女子選手は、
    Tシャツにスパッツというスタイルが主流でした。(ダサッ!)

   けれど彼女は黒地にショッキングピンクのストライプが入った、
    膝丈のレオタード!!(カッコイー!!)
     その姿は、まるで、マットに立った黒い女豹です。(超カッコイー!!)

   男子選手達は、彼女のカッコ良さに、皆、萎縮してしまい
    ほとんど、ヘビに睨まれたカエルさん状態です。

   試合が始まっても彼等は彼女と組み合うの一瞬ためらいます。
    そのスキを衝いて彼女の攻撃!!
     男子が必死で反撃しようとしても、もう遅すぎます。
       彼女にバックを取られたら最後、もう逃げられません。
         マットの上で仰向けに反され、無様な姿を晒す男子選手達!

  彼女がポイントを上げる度に、会場はヤンヤの大喝采です。!
   対戦する男子選手は、彼女の引き立て役のピエロに成り下がっていました。

  試合終了後、何事も無かったかのように、マットサイドで、レオタードの上に、
   ジャージを履き、身支度をする彼女。まるで男子に勝つ事なんて、
    何でもないと、言いたげです。

  その横では負かされた男子が、ショックで泣きじゃくっています。
   コーチや、チームの仲間がいくら慰めても、後から後から、
    涙が込み上げて来ます。

  「女子に負けちゃうなんて・・・、6年生最後の試合で・・・
         俺、女子に負けちゃった・・・・!!!!」

  彼女に負けてベソをかいている男子を一瞥し、見下すように笑みを
  浮かべたクールな表情が忘れられません。
 
 卑怯にも、決勝の相手は彼女に負けたく無いが為に、
  ラフプレーの数々。
   そのせいで、彼女は相当のダメージを受けて
    僅かのポイント差で負けてはしまったものの、
     試合後の会場は彼女を称える拍手がいつまでも、
      鳴り止みませんでした。

   それにしても彼女、本当に強かった!!
     オイラなんかが挑戦しても絶対(!)勝てないのを確信してます。
      それ以上に、彼女の気高さの前に、ただただ、ひれ伏して
        しまいたくなる、そんな雰囲気を湛えた女の子でした。

         けれど、この大会以降、姿をみることができません。
          レスリング、やめちゃったのかな?・・・残念!!
        


Best1  「ラ○オンカップ予選大会の女の子」
  5〜6年前、初めてビデオカメラを持って
    「長身少女とチビ男子」を撮りに行った時のこと。

  170cmの長身少女発見!
   スラリと伸びたモデル体形。とても小学生とは思えません。
    二つに分けて結わえた長い髪。
     勝ち気でワガママそうな顔立ち。
      (今思えば,細木美和ちゃんにそっくりだ!)
       精悍な黒いユニフォームが、いかにも強そうに見えました。
        (勿論、当時は「ピッチリ」ブルマ)

  実際、彼女のスパイクは強烈でした。
   2mのネットから軽々と胸から上が 出るほどの大ジャンプ。
   そこから叩き付けるスパイクはだれも止められません。

  会場で配布された小冊子の「チーム紹介」のなかで、
   彼女は、「私は負けず嫌いだけど、練習は大嫌い」とコメントしてました。
    そんな言葉から彼女の性格が窺えます。

  同じ学校の男子チームが負けて応援席に戻ってきた時には、男子の
   キャプテンを掴まえて彼の顔を小突き廻してイヂメてました。
    (彼は彼女の胸にも届かない位のチビです。)

  「何よ、アンタ達!○×小なんかにストレート負けして、みっとも無いわね!
     帰ったら、罰としてアタシがみっちり鍛え直してあげるわ!
      ビシビシ、スパイク決めてやるから、覚悟しときなさい!!!」

  ・・・・そんな彼女の声が聞こえてきそうでした。

  他にも彼女がサーブをする時、線審の男の子が持ってたボールを
   「早くしてよ!」とばかりに乱暴にをむしりとったり、やりたい放題でした。

  残念な事に彼女のチームはセッターやバックがいまいちで、そこを
   衝かれて負けてしまいました。

  すっかり彼女に夢中になって、自制心を無くしていたオイラは、
   これで最後とフロアーの通路で、ビデオをかまえて、
     引き上げてくる彼女の姿を追い続けました。

  試合に負けて不機嫌そうな表情の彼女が近づいてきます。
   彼女が目の前に迫った時です。
     ファインダーの中で彼女と目が合ってしまったのです。!

   こちらを見下ろし睨んでいる彼女。!・・・ヤ、ヤバイ!
    一瞬、時間が止まりました。
     そして彼女が口を歪ませ、なにかつぶやくのが見えました。       

  ≪このチビ!何,他人のことジロジロ撮ってんだよ!イヤラシー!≫

  つぎの瞬間、すれ違いざまに、
   彼女は肩でオイラのことを突き飛ばして行きました。!!!

 なんとか尻餅をつくのこらえ、よろよろしているオイラ。

 「あら〜!ごめんなさ〜い!!」
   嘲りを込めた、彼女の声がオイラの耳を突き刺しました。

  たまらず、会場から逃げ出したオイラでした。

  彼女こそ、小学校6年生ながらすでに、
   心もカラダも立派に女王様(!)として完成された、
    オイラのNo.1です。!!!
   
  (その後は二度と、この様なイケナイ撮りかたは、
     してませんので、悪しからず・・・)
  
 お恥ずかしい限りの回想記ですが、こんな光景が
  現実にあった事を、皆さんにも知って頂きたかったので、
   犬の身ながら、キーボードを叩き、文章にした次第です。
    また何か新しい発見をしたら、皆さんにご報告したいと思います。

            それでは、また!!!チョビ2号でした。


	
『心に残る女の子』
Text by チョビ2号
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